私の家は大変古い(昭和45年生)ので、トイレは和式(水洗)、お風呂もユニットバスとかいうこじゃれたものではなくて、普通に追い炊きのお風呂となっています。


湯船大好き派の私としては大変嬉しい事でして、ここに決めたのもこれが決めてのひとつでした。ちなみに前の家は共同風呂でした。


これでいちいち「あ、この音はだれか風呂にはいったな。入ろうと思ってたのにキィー!」というジレンマに悩まされなくて済み、この事だけで1万円家賃が増えたのも気にならなくなったものです。嘘です。未だに「前の家ならもう1万あったのにな」とか毎月思ってます。心が狭いんです。


で、快適なお風呂ライフが私を待っていたのかと思いましたが、そこには大きな壁が立ちはだかっていました。何故ならニュー風呂にはシャワーがついていなかったのです。(共同風呂時代はありました)


小さい頃住んでいた団地には確かにシャワーがありませんでした。昔は結構そういう家が多かったと思います。しかしその後シャワー付きの家に住みだして早や14年。今この舞台に再び舞い戻ってきたのですが、やはりブランクは大きいです。洗面器使いもまだまだ未熟です。


とか何とか言ってもどうしようもないので、シャワー無しのお風呂に毎日入っているんですけど、またうちの湯船が大層小さく、張れる水の量も少ないのです。そしてそのなけなしのお湯の配分(髪の毛、身体、顔、掛け湯、つかるお湯、その他)をうまく決めていかなくてはなりません。(蛇口からは真水しか出てきません)大変です。経験とカンの世界です。特に髪の毛を洗う時は要注意です。調子に乗って使っているととんでもなくお湯が減っていて、半ば寝そべるようにしつつ湯船に入らなくてはならなくなってしまいます。



ちなみに水を出しつつ追い炊き、という技はこのお風呂には通用しません。追い炊きの速度が恐ろしく遅いからです。そしてあまりな外気の寒さ(露天風呂並)にお湯は人知を超えたスピードで冷めていきます。何よ!何なのよこのお風呂!!でも意外と快適です。電気つかないけど!(暗闇)




ああ、蛇口からお湯が出る、というのは何て素晴らしい技術なんだろう・・・!と、今日も湯船に寝そべりながら思いました。