用事があって教室に行き、学生さんと話していると、教授がやってきました。これはまあいつもの風景です。毎日のことです。ですが、おのおの教室で仕事をし、教授は靴を脱いで作業する場にいたのですが、突然、「あっ」と教授がいうので忘れ物でもしたのかなと思いますと、「画鋲踏んじゃったよー」とさらりとすごい痛い発言をしました。せ、先生!!大丈夫なんですか、良いんですか。保健室行きますか、とわたし含め心配したのですが、「いや大丈夫でしょ。いいよいいよ」とそのまま学生さんとの作業に戻ったので、まあいいかーとわたしも仕事に戻ったのですが、今度は学生さんの悲鳴が教室じゅうにこだましました。


「せ、先生!!中身!で、出てます!!!」


と見ると、先生の靴下から床に血だまりが出来ており、教室中はひっくり返りましたが、(ていうか中身て)当の教授は「ありゃー」といいながら作業してました。いや、保健室、行きましょうよ・・・!!!で、「穴は小さいんだからたいしたことはないよ」と、いきなり水道に片足のっけて洗い、学生さんからもらった絆創膏はって騒動は一応終わりを告げました。で、そのまま先生は作業に戻ったのですが、イスの上には先生の血まみれ靴下がそっと置かれており、あの、先生、血てすぐ固まりますから、ていうかもうわたしこれ洗っても良いですか(見ていられないから)と靴下預かり洗う羽目になりました。いや全然良いのですけれど、先生水虫とかじゃないですし、ですが確実に今年度一番ショッキングな仕事ではありました。学生さんからも「うめちゃんの仕事てどこからどこまでなん?」て聞かれましたが、3年かけたものの結局結論は出ずじまいでした。わたしの後任人事はできるだけ仕事に疑問を持たない人がいいなあと思いました。