「ねえあんたもどってこないのずいぶん戻ってきてないよねぜんぜんだよね帰っていらっしゃい帰っていらっしゃいよいいからまあ帰ってきたところで特に用事もございませんが」と母親からの電話攻勢が日に日に強くなってきたので実家におります。あの、わたしゴルデンウィーク帰ってきたよねまだひとつきたって無いよね、以前(大学勤務時代)はひとつきごとに帰ってきたら「え!あんたまた帰ってくるの!」とかいうてましたよね実家もどろっかなー!ていうたら「お母さんあんた一人暮らし向いてると思うの」とかいうてたよねなどいろいろ思い出したり考えたりしましたが、実家にはおいしいごはんもあれば寝心地のよいお布団もありますし、人生でいちばん愛情をそそぎまくってる存在であるところの猫さま(愛想なし)もいるのでまあいいかと思いまして会社帰りに電車乗ってよいしょと帰ってきました。引越し前より離れたとはいえいまだに片道1000円以内で帰ってこれます。


で、帰ってきたのはいいものの、幼なじみに連絡してみたところ「ええとインテックス」というところですべてを悟り、用事を頼んだ姉についでに言うてみたところ「なんで今週なの!今週なのバカ!おねえちゃんは結婚式にいかなくちゃいけないのにバカ!来週にしなさいよ」とまだ続きそうだったのですみませんちょっと携帯の電池がですね、といよいよやることもかまってもらう人も無くなりええーヒマだなあ、なにしよっかなーと思っていたのですが、猫さまを過分にかまったり(相変わらず壮絶なまでのうんざり顔を)庭で植物みたりお昼寝したり山にいったり猫さまをかまったり寝たり寝たりしていたらあっという間に時間は過ぎ、気がつけば夜になっていました。


ですが実家はやっぱりおいしいものが多くて冷蔵庫やとだなには食べ物がぱんぱんに詰まっていて、せんべいやらりんごやらお父さんが植えたいちごが今年も無事に収穫を迎えましたのでこちらお前の分のジャムです持って帰りなさいと極太フォントで堂々と「佃煮」と書かれたビンをもらったりと変わらずわたしに食べ物を与えに与えていただきまして、うれしいやらあごの下の肉を確かめたりやら鏡を叩き割ったりやら忙しいのですがジャムは食べてみたらたいそうおいしかったのでほんとにうれしいなあと思います。甘味は幸せの味です。


そしてここまで帰って来いコールの元に帰宅したのでさぞや歓迎してもらえるかと思いきやそこはいたって普通の実家の風景が広がっており、テレビのチャンネル権からインターネット使用順番まで一番最低ランクに位置づけられたあげくに「お前の髪の毛ってどうしてそんなにぼっさぼさなわけ?(意訳)」といった言葉まで投げられてあっれおっかしいなー・・・と思いましたがまあ人生てそうしたものですよね。




追記:そうして先ほど思い出したのですが、6月2日ここもついに3周年おめでとうございますということになりまして、まあわかっていたことですがなにもなく、わたしもさっきそういえばそうだったと気づく有様でまあこうしたものだと思います。ええとそれにしても3年間も良く続いたものだなあとめんどくさがりの自分にしては驚きの結果なのですが、この先も淡々とつづくのだなあとも思います。よろしかったらまた苦笑しながらでも見守っていただければうれしい限りです。にしてもアプリコ始まってからじつにいろいろ起こったものよなあと振り返ってついでに自分の性格や行動のうかつさなども思い出して絶望もしてますがわたしは元気です。ともあれそんな欠陥性格にもかかわらずわたしはいろんな人に恵まれていましてほんとにほんとに過ぎたしあわせを周りからいつももらっており、いつか少しだけでも返すことができたらなあとがんばりたいです。まあそんな4年目ですがこれまでどおり楽しく暮らせたらいいなあと思いますよろしくおねがいします。