とある有名サイトさんのオフ会にずうずうしくも出席することになりました。オフ会。未知の世界です。インターネット歴は7年と結構やってはいるのですが、読んでいるだけでいいよ面倒くさいし。現実の友達だけでも精一杯なのに。と思って今までそういったものにご縁が無かったのです。で、研究が上手くいっていなかった勢いで応募してみたら大丈夫だったみたいでして。一緒の皆さんよろしくお願いいたします。楽しいといいなあ。



で、決まってちょっと嬉しかったので浮かれてたのです。そうしたら狭い教室の事、あれ?ウメコさん今日おかしくない?と皆に速攻で気づかれました。


「どしたんですか。何かあったんですか。」
「いや、明日ねー、」
と、言いかけてオフ会なんて言えない!と気づいたのです。インターネットはするものの、サイトの事とか全部隠してますし、そもそも皆パソコンにものすごく疎いのでオフ会なんて言おうものなら勝手な誤解が生じ、めぐり育ってとんでもなく悪い方向に話が発展することは間違いないのです。ウメコさん見た目もどうかと思ってたけど中身までだったなんてねえ……。それだけは阻止しないと!


「あー、大阪で合コンあるんだ。」


咄嗟にでた私の発言に一気に沸き立つ教室。今まで「合コン行きたい」とか「計画してたのが駄目になった」とかばっかりだった私が「行くかも」とか、「行きたい」では無く「行く」って言った!しかも明日!!ううううウメコさーーーん!どんな格好で行くんですか?どんなメンバーなんですか?何つながりなんですか?
合コンをあまり知らない私たち。皆興味深々で聞いてきます。私はあいまいな笑みを浮かべつつ心の中で「ごめん…本当は大阪ドームで野球するだけなんや……」と泣きながらその場から逃げだしたのです。


で、教室に戻ると皆が集まって何か描いてます。


明日の私の服装を勝手に決めてました。

いや、私そんなミニのワンピースなんて持ってないから。髪型もそんなの無理だから。第一そんなヒールで野球場入れないから。で、何で隣に落ち込んでる私を描いてるの?ああ、失敗したときの私ね。


ウメコさん頑張りましょうね!」


という何も知らない彼女たち。心境は見た目も中身もかなり頼りないお姉ちゃんを合コンに送り出す妹。研究も制作も放り出して皆で大盛り上がりです。


「いや、ヒールとか履けないし、そもそもスカート無理だよ。(野球だし)」
「何でですか!スカートはきましょうよー。」
「だって」
でまた野球なんて言えない!と気づきました。いくら皆がパソコンに疎いといっても凄い有名サイトのオフ。何かの拍子にサイトに行かれたら全てがバレる!そしたら(以下略)


「な、何か皆でバドミントンするんだって。」


「あーじゃあ仕方ないですよねー、じゃあさー……」


もう何か行く前から凄い疲れてきました。きっとどうしようもない服装で行くと思います。楽しいといいなあ。