CM BBHR(http://sound.jp/bbhr/index.html)が10月8日にあります。





おととい風邪をまんまと引き、昨日めでたく38度の大台に乗ったもののこの忙しすぎる時に熱など出している暇もないのでカレーとユンケル(一番安いやつ)と葛根湯と生姜湯とハンバーグ食べたら37度前後まで下がりました。やっぱり人間最後に残るのは気合やで。すべてが終わったら、わたし、きっと、この世にいない。


とまあそんな個人的事情などお構いなく今日から後期授業が開始になりました。早速50キロの机を25台移動するという肉体労働からスタートだったのですが、重いものを持つのはいやだったので病み上がりと言うことを殊更に強調しまくって横で見てました。だって教授と講師を除いたらわたしが一番年上なんですもの。これくらいいいじゃない。ねえ(後に散々嫌味を言われました!)。


でやはり初日は大変忙しく、学生との教室の振り分け打ち合わせ、業者さんに電話、学生に配布するプリントの作成印刷、購入する道具類の書類提出、課題の返却、隣の研究室に貸し出す物の用意、学外授業用の書類提出、その際の予算書提出、教授の交通費申請、観葉植物の手入れ、研究室の掃除、浄水器のカートリッジ交換、花壇の草むしり、休み中に誰かがぶっ壊した掃除道具入れの修理、教授がまんまとなくした研究室の合鍵作成などたくさん仕事がありました。たまには真面目に仕事もします。


そんな中、たった二人しかいないうちの院生のKさん(大変かわいらしい)がやってきまして。疲れていたので休憩をかねて雑談をしていました。「ところでうめちゃん10月の9日暇ですか?」「9日かー、あのね8日にオールでイベント行くから駄目かなあ。体力ないと思うの。何、何かあるの?」



「いや、うちの彼氏のバンドがライブやるんで、」



ま、ま、待って!今何つった?もっかい!もっかい!「ライブが、」そこじゃなくてその前。はいもう一回!「えへへー実はできたんですよー。むしろ5月に出来てたんですよー」わあーー!!気付かなかったよ全然!馴れ初め!馴れ初め!


で馴れ初めを聞きだしたところ、実に2年もの片思いを経て、押しに押して、動きに動いて煮え切らない相手にようやく振り向いてもらえたと言う少女漫画並みのドラマチック馴れ初めにすごい感動しました。何か話聞いているだけでときめいた。きゅーんとした。最後のクライマックス部(告白→成功のくだり)では正直ちょっと泣きました。良かった!良かったねえ!!お幸せに!でも課題は出してね!


「いいなあ!いいなあー!」「えへへ毎日幸せですよ」「だろうねえいいなあ!」「やっぱり大好きな人と付き合いたいじゃないですか」「だよね!だよね!何か!もう!一度でいいから好きな人にこっち向いてもらうとか奇跡が起きてほしい!一回でいい!一度で十分だから!」「大丈夫ですってー(完全な慰め)」


そんな(主にわたしが気持ち悪い)会話をしていたところ、いつの間にか教授が研究室に戻ってきており、わたしと目が合った瞬間、これまでになくやさしい顔で「うめちゃん。奇跡はね、ほとんど起きないからこそ奇跡って言うんだよ」とだけ言いました。あれ、この、沸き起こるとげとげしい感情は何かしら。