このところわたしの愛しい妄想恋人松下さんの人気がうなぎのぼりでして、遠く離れた友人からも似た名前の選挙候補者がいたとメール、別の友人からは本文の一番下に松下さんの名前を入れてあたかも彼からメールがきたかのように偽装、学生たちにいたってはそれまでさんざん原因となった方々との合コンを断っていたくせに、わたしのこの大嘘をみんなで吐きたいがためだけにその人達と合コンしたいと言いだす有様。いやいやちょっと、本末、転倒、ですやん。何のためにわたしがこんな大嘘をついたと、ねえ、ちょっと、聞いてる?
学生さんたちはその合コンにてわたしにメールを確認させたり、電話に出るふりをさせたりして、


「ちょ、あれ絶対松下さんからやで!」

「いいなー松下さんいちど見てみたいわー」

「うち一緒のとこ見たことある!すっごい幸せそうだったよ」

「やっぱり?うめちゃんベタぼれやもんねー!」


とかやりたいんですって!アホか。「うめちゃん!合同コントしましょうよー!」て。合同コントて。あれ、目から、