もともとよく本とかまんがとか雑誌とか活字がだいすきなので、よく読む方だと思うのですが、とにかく読むのが早いので新しい本を買っても消費はあっという間です。前は家から自転車でちょっといったところに夜中までやっている古本屋さんがあったので、暇なときとか買い物ついでに足を伸ばしてそのまま100円コーナーでさんざん購入していたのですが、(たいてい小説10冊が3,4日でなくなります)引越ししてからどうも遠くなってしまったので、古本屋さんから足が遠のき、そのうち本から離れ気味になっていました。読んでも家にあるのを読み返すだけとか。


だったのですが、ここ最近古本でもなくふつうに本屋さんで本をわっさわっさと買っています。もう値段とかあまり気にせず(の割りに手に取るのは文庫ばかりです)、手当たりしだい気になった本をさくさくとっては一回で樋口さんにおわかれとかしていました。なんて豪遊!また古本屋さんの「まあ面白くなくてもいいか100円だし」という考えではなく、さすがに定価で購入するだけあって「これは絶対面白いにちがいない!」と妙な自信と勢いと張り詰めたカンのもと選んでおりまして、おかげさまではずれも無く大いに楽しい読書ライフを送っています。送っていました。終わりました。(2日で読み終わりました!)(経済的にいよいよ地味に苦しくなってきました!)


ですが一度落ち着いていた活字中毒がおかげですっかりぶりかえしてしまいまして、「なんかないかー!読みものー読みものー!」となまはげよろしく家でも研究室でもがさがさなにかあさってみましたが、家の本は全部3回は読み直しているし(それでも手放せない、ものが捨てられない人間です)研究室は本は大量にありはするものの研究の本ばかりで今ひとつ気を抜いた読書には向かないものばかり。と、がっかりしていると何故か研究室の本棚の奥に「ザ・工作キット」という夏休みの自由研究にでも使えそうな工作キットのカタログが出てきたのでそれを読んでアリの巣作成キットやスライム制作キット、遠隔ロボットキットなどにおおいにときめきまして、うっとりしていたら後輩との約束をすっかり忘れていました。というか後輩が忘れていまして、すごい謝りながら研究室にきました。すごい大人の顔で「いいよいいよ明日しましょう」とにっこり許しました。