わたしの家の近くには大きな川がありまして、駅に行くときや魚の種類が多いスーパーに行くときや古本屋さんに行くときは川のそばをずーっと自転車で走ります。



昨日なんばに用事があり、最近めっきり忙しくなってきて残業も増えてきた中そこそこに自転車をこいで電車乗ってふらふらになりながらも行ってきました。夜も遅いのに人がやたらめったらいて、ずっと明るくてうるさくてさすが都会だなーと感心していました。なんばで久々の友人に会い(ひとりはやたら薄着でもうひとりはやたら厚着でした)用事をすませ、遅い晩ご飯を食べて別れて京都に帰ってきました。




夜も大変に遅くてもう次の日になってしまっている中、明かりも少なくて暗い川のほとりを延々と走っていました。驚くほど静かで、山から吹き降ろす風は川にさらされてとても冷たく、道はそれはそれはまっすぐで、周りは全部紺色と藍色の世界で、川だけ鈍く青銀色に光っていました。何十回、何百回と見た景色でしたがそれはとてもきれいで寒くてうっとりして何故か少しだけほっとしました。