東京に行ってきました。土曜の深夜から出発して車に揺られて8時間(寝てました)、スーパー銭湯行ったり、荒川(父の実家)行ってお墓参りしてきたり、あとは姉と母が先導するままに銀座やら上野やら御徒町やら鶯谷やら築地やら行ってきました。つまり銀座以外は下町の旅でした。


で、たった一つだけのわたしの望みのケーキ屋さんは早くに行こうよ言いましたが、母親の「お母さんが先にアメ横で用事があります」と、姉の「そんな早くに甘いもの食べたくない」という発言に3時ごろ行ったら案の定売り切れていましたのけぞった。やっぱりといえばやっぱりという事態にそれでも悲しくて呆然とし、それでも焼き菓子を4つほど買いました。焼き菓子なのにもったりまったりとたとえば栗やらシトロンやらそのお菓子に応じた複雑な香りと味がしてでもそう甘くもなくて、つまり簡単に言うとたいへんおいしゅうございました。しかしそれでも唯一のわたしの目的だったので落ち込みようは半端ではなく、その後もふらふら呆然としているうちにみずいろ水玉のかばんを買っていました。


それにしても今回はいちばんアメ横にカルチャーショックを受けまして、筋子が2本で1000円!という激安食品に目を見張っていると、お店の人に薦められまして、でも関西まで帰るわけですからそんなの買えませんので断ると、「じゃあ500円でいいから!」と5秒で半額になりました。なにここ。あとサバ5匹500円だの太刀魚7匹1000円だのコーヒーやらご飯やらの飲食東京価格(京都よりなんでも大体100円くらい高い)にげんなりしていた矢先の出来事だったのでたいへん楽しかったです。その後魚介類の安さだけですっかりうれしく楽しくなった自分にあまりの貧乏くささを感じてつくづく悲しくなりました。ちなみに野菜は京都のほうが全然安くてよかったて思いました。


そうしていくら下町中心で、そうたいして人のいないところをうろうろしたとはいえ、流石に早朝から歩き回っていたので、夜も早くから眠くなり、ゆっくり寝よう・・・と考えていた中、母親の「明日は築地に行きますので朝6時に集合」という謎の号令に呆然とし、その後母親の荷物の中から保冷バッグがいくつも出てきたのを見て、ああこれが、メインだったのか・・・ていうか、その用意て、もう買出しやないの・・・と思い行くかどうか悩みましたが、わたしは完全に荷物持ち要員として重要な役どころにすえられていましたので早朝の築地場外市場をまだまだ眠る父を残して行ってきました。それで、売り物のあまりのきれいさになるほど業者さんが買い付けに来るはずだなあと納得し、母の乾物一気買いと、魚の一気買い(シャケハラミ2キロとか、豚肉味噌漬け10枚とか、アジの開き15枚とか買ってた)(今実家て2人暮らしだよね・・・?)と買うてる時のあまりの活き活きさ(目の色が完全に変わってた)にまあ、いいか・・・と加速度的に増える重い荷物抱えていました。(最終的には岩塩とか買ってた)(重い)



そのあと、浅草行って、父の知り合いさんのところにお邪魔し、くずもち食べて日暮里の布地問屋で手提げカバン用の布を見繕い(ついでに我慢しきれずいろいろ布を買い)(どうしても選びきれなくて・・・!)車に乗って東京をあとにしました。ちなみに月曜(授業無かったのでお休みもらいました)夕方出発し、帰宅したのは火曜日深夜、お風呂入って寝たのは朝4時、もちろん今日は仕事ですから6時に起きて出勤しました電車で恐ろしいほど意識飛ばしました。よく乗り過ごさなかったなあと自分のなけなしの社会人意識に感心しました。



それにしても今回は姉が仕切ると思いきや、母親が完全に主導権をにぎり、行き方や地理が完全に頭に入っていましたから、楽といえば楽だったのですが、26年この母親の娘をやってきましたが、ここに来て新たな一面を垣間見ることになりました。姉も一歩引いてた。ちなみにそんな姉の会話には95パーセントの割合でお義兄さんが登場するので最初は楽しく聞けたのですが、最後の方はどんな会話も惚気にしか聞こえず、その上旅の疲れで体力もほぼなくなっていたので、ついに適当にも程がある相槌を打ってしまい最後の最後で怒られました。今回はうまくやれたと思ってたのに・・・!



とにもかくにも思った以上に楽しい旅行でした。わたしはどうも新宿やら渋谷といったところより、上野とか日暮里とか根岸とか築地に行ってるほうが全然良いみたいです。さすがこの父にして・・・と血のつながりをいろいろな角度から実感した旅になりましたおわり。