編み物熱は冷めませんので、毛糸を購入し、もともと実家にあったいらない毛糸も使い、せっせと編んでいる結果、現在練習兼手慣らし用に作ったマフラー(幅15センチ、長さ155センチ)一本が完成し、現在はケープなどを編んでいます。乙女、ですね。そうですね。ところが一見そうでも舞台裏にはかなり世知辛い諸事情が絡んでおりまして、このケープ、おしゃれ用でも服のバリエーション増やすためでもなんでもなく、京都の家冬越し用防寒着以外のなにものでもありません。といいますのも、わたしの京都のおうちは一階で底冷えがダイレクトな上に、すきまからどんどん冷気が進入して、室内のはずなのに白い息がとまらないという悲しい家でして、普段はもう10年くらい使っている祖母作綿入れ(どてら)(すばらしく暖かい)(赤紫に黒のペイズリーというダイナミック柄)を肌身離さず着用しているのですが、どうしても台所に立つと、袖があまりにも邪魔すぎて、あーもうええわ!と脱いではやっぱり寒い!死ぬ!とふるえあがるという状況を繰り返しており、台所仕事に支障のでない防寒着を用意しなければ、体にいい加減支障が出てくるコレ・・・。という切羽詰った状況により作成と相成りました。もちろん暖かければ何でもいいので、毛糸も5玉600円の特売コーナー品です。ちなみに本番冬物マフラー用の毛糸(赤色)はひと玉380円でした奮発した。


それにしても、編み物といいますと、日当たりの良い窓際で、紅茶など片手にしつつソファーにでも座って優雅にのんびりやるお嬢さん、というイメージがありました。という感覚でがんばろう、と思っていたのですが、どうしてもわたしの性格は体育会系すぎて、冬はすぐそこに迫りすぎていて、結局猫の横で(猫は家の中でも暖かいところを良くご存知です)胡坐をかき、家で一番大きいマグカップ(たぶん500mlは余裕)に番茶をアホほど入れ、はよせな・・・今週中には編み上げな・・・!わーっしょい!わーっしょい!あ、編み目間違えたほどかな!引っ張りすぎてちぎれ・・・ました・・・。と母親にも「お前は手先は器用なんだけれど、あまりにも粗い。仕事がというよりも性格が粗すぎる。ところでご飯やで」といわれました先行きはなかなか薄暗いです。