仕事がかわることになり、それも無事に見つかってよかったと胸をなでおろした瞬間に次の住まいを考えなくてはいけなくなりまして、(今の家からだと片道1時間45分)(ひとり暮らしでその通勤時間はちょっと・・・)(あといいかげんこのワンダーハウスから脱出したい)大学を無理やりやりくりして探すはめになりました。ちなみに大学はもうすでに春休みという気候とまったく合わない休みに突入しており、わたしの出勤もおそろしいことに一応名目上はお休みということになっています。(実態はおそろしいことになっています)(はやくおうちにかえして)ので、一応先生におうちを探しに行かせてくださいとお願いして、学生さんたちの怒涛のブーイングを背に(だって将来かかってる)不動産屋さんに飛び込み、これこれこういう場所で、こういう条件で、家賃は限界このくらいで・・・あ、あと古いところに抵抗はありません今の家に比べたらたぶんたいていの家は新しいですから、と微妙な表情を浮かべる不動産屋さんにいろいろ見せていただき、なんとかこれにするかーという物件を見つけることが出来ました。


仕事先は京都府内ですが市内ではなく、でもわたしの大学時代の友人やら、用事をすませる関係上やら、あと交通のことその他諸事情を考えるにどうしても市内からは離れない方がいいだろう、もし通勤がしんどくなったらその時考えるかー・・・、との結論の元、ちょっと職場からは離れて(それでも同じ沿線)京都市内に住むことにしました。あとの条件は「まあまあ広くて」「台所にぜったいガスコンロが置けて」(自炊できないなんて考えられへん)「出来たらお風呂がセパレートで」「とにかく、とにかく日当たりの良い!ところ!!!」(もういやや)とそこそこの難易度を出したにもかかわらず、予定家賃圏内でどうにかなりました正直にいいますと次は4万5千円です。(共益費込)前より!!1万!5千円!も!上げた頑張った!!といよいよ会社勤めするんだなあという希望を持ちましたが良く考えなくてもこの家賃ですら元同級生の現同僚より安い家賃でした(5万2千円)次は台所2畳に洋間9畳のセパレート、床はフローリングになりましたしトイレはついに洋式になりましたし、お風呂にはついに!シャワーが!つきます蛇口からお湯も出ます(画期的!)そうして次はベランダもありますお布団もわざわざ玄関飛び出して家の前のフェンスに干さなくても済みます。そして肝心の日当たりですが、完全南なのですごく明るく、しかも部屋と、台所と、トイレと、お風呂それぞれに窓がついているので実に明るく過ごすことが出来ます。昼間なのに太陽を求めて家を飛び出す生活もしなくて良くなります。がんばったわたしがんばった。よくここまで成長できたものです。



ですが良いところには悪いところもあるのがおうちというものですから、例によって例の如く、次のおうちももちろん古いです。(築30年)ですが木造ではなく鉄筋なのでこの辺はわたしにとって問題ではありませんし(今の家は築47年)廊下や階段が妙にうっそうとしているのも全然どうってことありません。あと若干駅が遠いのですが(徒歩11分)それは現時点で会社へ向かう最初の駅が自転車で10分もかかるので(しかも坂道)それもあってないようなものです。最後はスーパーがちょっと遠いという難点があったのですが、それも考えてみれば今の家も一番近いスーパーまで徒歩15分、良く行くところへは徒歩25分だったのでどうでもいいかと思いました。ていうか大学に近いというだけでよくここに住んでいたなあと今更ながらに思います住めば都ですね。



で、前置きやおうち紹介が長くなりましたが、本日はも一回午後から大学を抜け出し契約に行ってきました。ですがわたしの今までのおうちの借り方というのが、大学の学生課からの紹介と友人が昔住んでいた家が開いていて、大家さんの家を教えてもらい直接交渉(いきなり行って「すみませんおうち貸してもらえるて聞いたんですけれど」)(今の家)の2つしかしたことが無く、どちらも敷金礼金もなかったので、ちゃんとした不動産屋さんに頼むのは初めてでたいへんいろいろしんどかったです。あと保証金も初めて払ったのですが一気にお金が飛んでいってわたしのたましいも一緒に飛びました心臓に悪いあの金額。(友人に言わせると「それは安い」とのことでした)



ですがそれらのなれない状況にすっかり混乱して、とりあえず家族に相談したところ、両親は社宅と持ち家しか経験しておらず、姉も実家と社宅と特優賃しか経験していなくてまったく参考になりませんでしたところでどうして家族間でこんなに社会格差がうまれてんの・・・あれ・・・?


そして今回ついに保証人というものも必要になりましたので、両親に懇願し、ですが賃貸物件というものに縁のなかったご夫婦だったので「それは・・・あれなの?あんたが飛んだらお母さん達が肩代わりするの?」まあ飛ぶことは無いと思うんだけど・・・「利子とか払うの?いやよそんなの」それは貸金です。


と一通り説明したものの、いまいち納得しきれず、さらに今までこのような恐ろしい物件しか住んでいない末娘はどうも信じられないようで「お前の物件選びは不安で仕方が無い、関わることになるなら見に行く見せろ」とわざわざ母親が県を越えて京都まで来るハメになりましたあと話を聞いた姉も来たがっていたそうです何で何をしに?



そうして親に物件を見せて「廊下が転がり落ちそうなくらい急だしうっそうとしすぎていてつまりお母さんは住む気にはなれないけれど、家は日当たり良いし広いしあんたの今までの物件に比べたらまだ住めると思うからいいんじゃないの」という良いんだか悪いんだかよくわからない評価をもらって無事に保証人のはんこももらえました。良かった。実によかった。3月くらいに引越しをしようと思っています。