だんだん大学に行くよりも新しい職場にいく方が多くなってきました。残念なことに教授とお会いすることも少なく、このままあと数回も会えばお別れになってしまいます。毎年学生さんを見送っては悲しい思いをしていましたが、今回はついにわたし自身が見送り見送られるというちょう異常事態になりましたので、ええと卒業式のためになにがあってもぜったい落ちないと評判のウォータープルーフマスカラを購入しました。こないだ会った友人には「もういっそのこと化粧していかなかったらいいんじゃないの」とも言われましたが、せっかくのハレの日にそんな凶器を持ち込むわけにも行きませんし、最後くらい学生さんにきっちりとした顔を見せたいですし(たとえ2時間持ったらいいほうであっても)というかしなかったら一生呆れられて恨まれそうな気がしますし、というかいくらわたしでもそういうときくらいは30分くらいかけますしええと、まあ頑張ります。ところで大学で式をしたあと、随分離れたホテルでレセプションも行うのですが、ですが、涙というのは限界を超えて出しすぎると意識が朦朧としてきて呼吸困難になった挙句に気が抜けた瞬間昏睡状態になるんですよほんとですよ経験済みですよ。(姉の結婚式)(新婦より号泣)(新郎新婦両親ドン引き)(親戚全員お姉ちゃんがお嫁にいって悲しいのね・・・仲の良い姉妹なんだわ・・・!という壮大な勘違いを)ええと、無事におうちに帰れたらいいなと思います。


で、新しい職場ですが、現在2本の電車を乗り継いで通勤しているのですが、最初の電車がそれは!すさまじい!出勤ラッシュちょう満員電車でして、今まであんまりそういった電車に乗ったことがなかったものでして(人の流れに逆らった通勤通学ルート)、乗り方もうまく行かず、人に流され押しつぶされそうになり、しかもここで思い出しますわたしの身長というのが、非常に残念な状態(142cm)になっておりまして、毎日ぜんぜん知らないおじさんの背中や肩下に顔をぎゅうぎゅうおしつけざるをえず、顔が本気で変形したり、圧迫のあまり息が詰まったり足がういたり毎日生命の危機にさらされています。そんな中昨日の殺人的電車の中、踏ん張ってみたものの結局流されに流されぎゅーむぎゅー苦しいいたいいたいつぶれる・・・!と若干アクロバテイックな姿勢になったところ、ちょうど横を向いていたわたしの耳元にしらないおじさんの胸部分がぎゅー!と押し付けられて聞きたくもない知らない人の心音を聞く羽目になりました。まさか・・・家族でも恋人でもない人の心音を聞く機会が人生にあるなんてなあ・・・、とたいへんにもって微妙かつ悲しい気分になり、顔を離そうと思ったのですが身体も顔も1ミリたりとて動くわけもありませんので、15分ほどのあいだずっと顔も知らないおじさんの心音を聞いて出勤しました最近の出来事のなかでいちばんむなしかった。