わたしの生活のほとんどは相変わらず家と仕事の往復で成り立っているので、ここ最近話題といえば仕事の話がほとんどになってしまいます。おかげさまで皆さんともちょっとずつ仲良くなり、いろんな人の名前も覚え覚えられ、東京支店に電話してもわかってもらえるようにまでなりました。同僚さんと室長は相変わらずでして、同僚さんは思った以上に豪快な性格で大食い、そのくせ胃弱なので普通盛りのお弁当を頼めば「ああ・・・大盛りにしておけばよかった・・・」といい、大盛りを頼めば「胃が痛すぎるやってしまった・・・!」といいます。必ずです。室長も相変わらずで、こないだみんなのおやつチーズおかきを一袋全部食べきって同僚さんにえらいことしかられてました。なんにせよ仲良くやっています。


そんなみなさんに下されたわたしの印象というか、評価は「ムーミン谷にいそう」というどう判読していいのか良くわからないものでして、あとあまりに寒いときによくひざ掛けを肩に巻いてクリップで留めているのですが、それを見た瞬間に「ホビット族!ホビットがおる!指輪捨てに行くの?!」(ケープに見えるらしい)とどのみち人でない感想をもらいました。仲良くやっています。


そうして現在アルバイトの身分であるわたしも、4月1日、週明けからは正社員としてさらにこき使われていくのですが、いよいよやなあ、よろしくねがんばってね!と3人でその話になった折に室長にまっすぐ目を見て「結婚するのは全然いい、それはいいのだけど、頼むから転勤にならない旦那と結婚してくれ。仮に転勤になったとしても単身赴任でもいいという人と結婚してくれつまりやめないでくれ」とすごい頼まれました。聞くところによると、昔職場で働いていたお嬢さんが、仲良く楽しく仕事していたものの旦那さんの転勤によりお辞めになったらしく、そのショックがいまだに抜けないそうです。あとやめるなら3年前に言ってくれともいわれました無理です。ですがわたしのことですから転勤うんぬん悩むというより、その前段階からして遠くうすぼんやりとした夢物語でしかないので、その辺はにっこりわらってそっちこそわたしを捨てないで下さいお願いしますというておきました。わたしきっとここに骨うずめそうやしな。一応保障と最低限のお給料あったら一人でも生きていけるし鈍くて色味がないとしてもそれなりに明るい未来がありそうで良かったと思いました。