わたしは炭酸飲料がもともと苦手だった上に、さらに当時は骨をとかすとかいうお話もあったこともあり、牛乳至上主義の低身長一族にとりましてまさに鬼門、そんなものを飲むなら牛乳をのみなさいグビーといついかなる状況やおかずにおいても牛乳を飲まされていた(結果は察してください!)(骨だけは丈夫になりました!)わたしはそのまま育ち立派な炭酸嫌いになりました。牛乳は大好きになりました。三つ子の魂なんとやらですね。


それで、別にジュースは炭酸なしなど山のようにありますし、あまりその後の人生困ることもなかったのですが、一応年月とともに歳もとっていますので、お酒を飲むことも多くなりましたが、結局ビールが飲めずにいます。いや、むりやりなら飲めないこともないですし、社会人として最初のいっぱいなど飲まなくてはいけないときなどは頑張るのですが、口に入れた瞬間、口じゅうにはじけ散る炭酸に心の中でアギャーと悲鳴をあげつつ、痛みから逃れるためにすばやくてばやく飲み込むものの食道もバチバチと炭酸がはじけ胃の中でははじけとんだ二酸化炭素がたまりにたまっておなかがボワーと膨らんだ感じになってあああもう気持ち悪いなああああと思っているさなかにゲボーとげっぷが飛び出ししかもあのときのげっぷて何で!あんなに!!あちこちしみる感じなんですか!!こちらも一応二十代後半の女子としまして!げっぷを出さないように!グフーフーーと小出しに小出しに頑張っているのに容赦というものを知らないあのしみっぷりに思わずなみだ目にもなるというものです。たいへんなのです。なぜあの二酸化炭素水溶液があそこまでの市民権を得ているのかわからないのですが、ここまで熱を入れて書いたところでいつもだれにも理解してもらえないのでわたしはだまって焼酎の水割りを頼むのです。



ここでかわいく甘いお酒でも頼んだら底辺スレスレにも程がある女子力もちょっとは上がろうかというものですが、次の日しんどいという身体的理由によりそれも出来ず(そもそもあまりすきではない)結局あまり周りと目を合わせずすばやくこっそりと注文を済ませることにしています。ですが、ここでよかったな、と思うことにわたしの同僚さんも焼酎(芋)飲みでして、会社の飲み会は実におおらかに過ごすことが出来ます。テーブルの上が異様なおっさんテイストなことさえ除けば。あと恋人とよくのみに行く店がわたしたち以外あまねく全員おっさんなのですがやはりこれはお前の本質はこれやで・・・と告げられているのでしょうか。(BGMは演歌)(すさまじいアウェー感)(でもおいしいのでまた行こうと思います!)(負けません!)