先日大学時代の友人とご飯を食べに行き、話をしていろいろ思い出したのですが、生活費を気力体力のみでカバーするという極貧学生時代とややマシになったものの貧乏助手時代を思い出してほんとに思えば遠くまで来たもんだ・・・と過去に思いを馳せずにはおれませんでした。とにかく一番におうちが違う。ので、ここいらで聞かれてもいないわたしのおうち変遷をかきつらねて過去のみそぎでもしようかと思います。べつにみそがなくてもいいのですがよろしければ暇つぶしにでもお付き合いください。


第一期:はじめてのひとりぐらし!家賃20000円!外気の方が何故か快適温度!

通学時間(片道2時間)に嫌気をおこして家を飛び出して借りた1K和室でして、トイレこそ部屋についていたものの(しかしトイレの壁紙がめまいを起こすよな幾何学柄色はゴールド)お風呂と洗濯機は共同、春と秋の短い間は気分良く過ごせたのですが、すぐ横が川(というかでかい用水路)であったために夏場は蒸気がダイレクトにインして完全蒸し風呂(風通りゼロ)冬場は冷え切った空気がたまりこむつくりのためにいつまでも白い息は止まらず遊びに来た友人たちは決してコートを脱がず布団から顔をだすと冷気で凍りつくために掛け布団に完全に入り込んで寝る必要がありました。お陰で顔に掛け布団がかかっていても息苦しくなく眠れるスキルを身につきました2年間住みました。いいところは春の訪れや秋の気配などを非常に敏感にキャッチできるところでしょうか。(あれ、今日は顔出してても痛くない・・・!など)ちなみにエアコンがつけれなかったため電気ヒーターと扇風機でやりすごしました。


第二期:おへやにお風呂が欲しい!家賃30000円!日光ゼロの穴倉生活!

前述の部屋が学生限定であったために引越しを余儀なくされ、友人が昔住んでいたというお部屋に住むことにしました。前部屋のもっともストレスためてた「好きな時間におふろに入れない」という部分解消に全力を注いだ結果、2K風呂トイレセパレート!というお部屋になったのですが、アプリコ初期〜中期の舞台にもなり伝説もいくつも作る羽目になりました。まず光がまったくささないという日照権を最初から放棄したつくりであったために、休みの日などは光をもとめて外に飛び出すという虫のよな性格になり、寝ればねずみは走り出し、歩けばナメクジをふみ、風呂に入ればクモに遭遇というある意味決してひとりになりきれない部屋といいますか・・・だれもわたしを放っておいてくれないといいますか・・・。あとお風呂の蛇口から水しか出ず、それを湯船にためて沸かしての仕様でしたため(シャワー?なにそれ)洗面器使いがとんでもなく上手くなりました。あと3日に1回は金縛りにあったり押入れの奥にお札が貼ってあったりなんかやたらいつもひんやり(夏場も)していたり盛り塩したら一晩でくずれたりなどのあやしげなところもたくさんありましたが特に何もおきなかったのでそこはよかったなあと思います。


第三期:シャワーと!南向きの部屋!あと木造はもう嫌です家賃45000円!

現職に転職しまして、お給料がさすがに人並みに上がったことを考慮しまして、15000ぐらい払ってやるわその代わりもう部屋で白い息出したくないです・・・あと部屋に光差し込む生活を送りたいです・・・あ、できたらシャワーつかいたいナ・・・!と欲望のすべてを突っ込んで部屋を替えました。文化的生活のスタートになりまして、この部屋からベッドを導入し、床もフローリングになりました。とたんにこれまでトラブルだらけであった生活に平穏がおとずれまして休みの日にはカーテンを明けて日光を取り入れたりなんぞもしましたが横が即道路であったためにカーテン開けたら丸見えになるつくりになっておりまして結局あまり開けずじまいでしたちなみにグーグなんとかストリートなんとかにはばっちり映っていまして取り込みそこねた洗濯物までもくっきりきれいにみえてましてなんというかすみません・・・。


第四期:廊下!2LDK2馬力ならなんとか!家賃は秘密とさせていただきます!

晴れて人生をとりあえず一緒にすごしてみるか!という人間が奇跡的に現れてお互いの部屋がもうひとり迎えるには手狭であったことやあれやこれやあったために引越ししました。なんと今度の部屋には洗面所があります。もう一度言います洗面所ですなにそれ!あと廊下もあればベランダだって広々でこれまでの様々な局面でネックになってきた日当たりも南向き4階という仕様でらくらくカバーです。人間出世できるものですね・・・お風呂も自動湯はりとかいうスイッチポンでお湯を張ってもらえる機能があるために蛇口ひねって時計を眺めながら具合をみたりうっかり忘れてお湯がドバーザバーだの沸かしすぎてゴボゴボ言い出したり(測ってみたら68度)しない生活・・・。素晴らしすぎて涙もでてくるものですがこの間うっかりやたら暑い日がやってきたところリビングが恐ろしいまでの温度上昇を見せたために夏場の地獄をちらりと予感させられましたがまだ今は春なので見なかったことにします気のせいにします。