先日かつてたいへんお世話になったところであります大学の、講師の先生についての用事があったので大阪駅のあたらしく出来たらへんのところにいってまいりました。いやそれまでも大阪(というか梅田)へはちょいちょい足を運んでいたのですが、大阪駅のあまりにも不思議なダンジョン化におそれおののいておりましたので(入るたびに道が大変化)(それまでこつこつ培ってきた自分地図台無し)あえて目もむけず足も向けずにがんばっていましたが、まさか用事が出来てしまうとは思わなかったので覚悟を決めていってまいりました即迷いました(案の定)


そして講師の先生に会いまして、覚えていてくれているのかどうかもはなはだあやしいなーと思っていたのですがご挨拶早々に「結婚おめでとう!幸せそうで何より!」ともはや遠く2年越しにお祝いを述べられ(ありがとうございます)その後近況を話す間もなく「幸せそうでよかった!」と何の基準でもって判断したのかはわからなかったのですが10回ぐらい連呼され、(大学時代の折はほんとうにいろいろご心配おかけしました)(ここまで将来を不安がられていたとは予想外)「ところでうめちゃん今いくつ?27?28?」もうじき31です・・・。と相変わらずあの研究室ならではの複雑な時の流れを思い起こさせる会話をしました。そうして先生は少し急いでおられたのでではわたしはこの辺でちょっと・・・とおいとまを述べると「あー!えっとな、えっとなー・・・」と話が続きそうだったのですがそのまま「まあええか!またそのうち会えるやろ!」と豪快に別れをきりだされました。5年ぶりの再会とは思えない。


しかし先日学生さんの結婚式2次会にも参りまして、久しぶりに大学ゆかりの方々とお会いする機会が多く、つくづく思えば遠くへ来たものだと思います。飽きっぽいところ(ツイのッターなど相変わらず新しく始めたものが続かないことしきり)など変わらないところ(主に短所)ももちろん多いですが、たとえば365日ジーパンだったのに、いまや休みの日でもスカートになっていたり、メールの書き方や電話応対が完全会社員仕様になっていたり、あの頃の怒涛の貧乏生活から、ずっといい住まいにうつりすこしのぜいたくなら(食べたいお漬物を衝動買い)できるようにもなったのですが、あのどこか浮世離れしていて、妙な時間の流れ方をしていて、みんなやたらおおらかでへんな方向に全力疾走していて毎日おかしかった頃を少し思い出しました。そうしてすこし悲しくなって家に帰ると夫がいてああやっぱり今がいちばんいいなと思いました。